「とれとれ市場」「三段壁洞窟」からの観光を終えて、ホテルへ戻りようやくチェックイン。

正直ホテルについても、夫が何となくここにというので決めたので事前調べなどしていなく、到着して古城のような佇まいにびっくり!
吹き抜けになった広大なロビーがこれまた煌びやかで、どこぞの宮殿に来たかのよう。

こちら「ホテル川久」は日本が好景気の絶頂を迎えていた1991年に総工費は400億円をかけて開業。
客室85部屋の規模でこの値段は実にバブリーですな。
建築家永田祐三氏が監修し、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本などの世界各地の技術が融合しており、1993年には「村野藤吾賞」を受賞しています。
外壁は職人が手で積み上げた73種類もの煉瓦が使用されているとか。
エントランスホールには、直径1.6m×高さ7.4mの柱が24本並び、ドイツのシュトックマルモ技法で仕上げられているとのこと。

天井には、22.5カラットのドイツ製の金箔が約30万枚使用され、継ぎ目のない美しい仕上がりとなっている他、床にはイタリアから呼び寄せた職人の手でローマンモザイクタイルが敷き詰められています。
創業時のオーナーが買い付けた中国清代前期の骨董や、外壁にも使われている中国の紫禁城にのみ使用を許された瑠璃瓦などが展示されています。

ダリ、シャガール、横山大観などの作品なども2Fの吹き抜けに面した回廊に展示されていて見学することが出来ます。

こういったロビーまわりの作品は「川久ミュージアム」として宿泊者以外にも公開されています。

世界に1つだけのスタインウェイ特注フルコンサートグランドピアノも展示。

時折、ミニコンサートなどもこちらで開催されているようです。
実際に使って遊べるチェス盤も。

夫と娘は滞在中、何度か対戦していましたw
西洋と東洋の融合建築から世界の名画まで、オーナーズコレクションを一挙展示してある私設美術館「川久ミュージアム」をホテル内に併設。
宿泊者は無料でミュージアム見学が出来ます。
(外来は一般1,000円(税込)、高校生・大学生800円(税込)、中学生以下無料、障害者手帳提示者(付添者1名を含む)無料)

日に2回、ミュージアムツアーを開催中。
我々も参加してみたものの、ガイドの説明があまり聞こえず娘も飽きてしまったので途中で離脱し、最後はまで見学は出来ず。。。
アートエキシビジョンなども定期的に開催中。

私達が宿泊していた時は、アーティスト 渡邊 慎二郎氏の作品が展示されていました。
ロビー奥にはラウンジがあり、14時〜ウェルカムドリンクを楽しむことが出来ます。

特に予約など必要なく、自由に出入り可能。
ラウンジ内はセルフでソフトドリンク類、チョコや柿ピー、マシュマロなどのお菓子類がいくつか置かれています。

2部制の夕食、私達は1日目17時〜にしているのでお菓子の食べ過ぎには要注意です。
広々とした窓から見える景色は最高!

旅の疲れも一気に癒されるゆったり空間。
続いて宿泊するお部屋へ。

今回ギリギリ最後に残っていて宿泊出来たのがこちらのお部屋。
4Fフロアの川久スイート。
洋室で70〜90平米の広さがあり、スタンダードでありながら開放的な造り。

ツインベッドルームに娘の分のベッドも追加。
ベッドはシモンズのマットレスを使用しているとのことで、しっかり気持ち良く熟睡出来たのが嬉しい!
リビングも結構広い!

全室オーシャンビューというのも良いポイント。
リビングからベッドルームへも引き戸になっているので閉塞感なし。

イギリス王室御用達の家具を、各部屋のコンセプトに合わせて使い分けているとか。
穏やかな田辺湾を眺められ、ホテル内部、外部からの騒音もなくとっても静か。

別途料金を払えば、釣り竿や餌などもレンタルして釣りも出来る模様。
【ティーコーナー】

冷蔵庫は比較的大きめ。
出ました!和歌山土産の定番とも言うべき、「かげろう」がウェルカムスイーツとして置かれています。

2泊した我々、2日目もかげろう補充してあったの嬉しいw
トイレはちゃんとウォシュレットで、バスルームとは別になっているのはポイント高し。

洗面台などはやや年季入っているかな。
ドレッサー空間があるのも、女性にとっては有り難い!

拡大鏡なんかも付いていて、メイクがとってもしやすい。
洗面台も2台付いていて、椅子が付いているのも良いよね。

細かなポイントとして、ティッシュがあちこちにセットされているのも、鼻炎、花粉症持ちの家族がいる身としては非常に助かる。
アメニティ類。

基礎化粧品はドクターシーラボのもの。
【バスルーム】

2日間とも大浴場へ行ったので使用しなかったけれど、洗い場などは広め。
子供用含め、浴衣も完備。
翌日はちゃんと新しいものに変えてくれていました。

基本、浴衣姿でのビュッフェ場での食事などは不可。
ちゃんと大浴場行きのエレベーターも別に用意されているのも考えられています。
お部屋は広く居心地も寝心地も良く、朝食、夕食ビュッフェ(次記事でご紹介)もなかなか良かったのだけれど、一点残念だったことが交通の便。
滞在中、3度に渡りフロントでタクシーの手配をお願いしたのだけれど、タクシーの数が足りないとかで断られ、近くの路線バスを案内されるも何せ便数も少なめ。
ホテルから徒歩7、8分にある停留所までの道順をホテルスタッフに聞いたもののかなりざっくりとした案内で、海岸方面に向かって歩いてしまい、貴重な一本を乗り過ごす我々。。。

ホテル川久から一番近い路線バス停留所。
ルートによっては1時間に1本しか来ないバス。。。

他の路線だと、日中1時間に3本程度、土日祝日も走っているバスが来ます。
貴重な1本を乗り過ごした我々は、その次の停留所まで更に10分程度歩くことに。

白浜桟橋と大浦の間には、和歌山土産定番の「かげろう」を販売しているカフェを併設した本店や、コンビニなどもあったりするので、軽くお散歩するのには良いかも。
とにかく思いのほか、タクシーが街中で全然捕まらないので(流しのタクシーはほぼなしと思った方が良し)、路線バスで白浜駅まで行って駅前で捕まえるのも一つかも。

こんな調子で、全くタクシーの手配が出来ないことを考慮して、帰りの飛行機便が朝9時台発だったので、前夜にホテルフロントで相談するも、やはりタクシーが手配出来ないとのこと。。。
空港まで行く路線バスも搭乗ギリギリに空港到着で1本のみしか走っていないという現状で、ホテルから空港までの送迎も10時頃でないとでないという有様。
えっ!?本当に私達東京まで帰れる?と不安になり、当日の朝6時に自らタクシー会社に電話したところ、何と8時台の迎えが手配出来て一安心。
と思ったのも束の間、約束の8時15分になっても一向にタクシーが来ず不安になって電話し直すと、何と「明後日の予約で承っていました〜」と呑気な答え。。。
逼迫した状況を伝えて何とか15分遅れでホテルに来てもらい空港まで10分、無事に到着して一安心の我が家でした。
ということで、これはホテル単体の問題というわけでもないけれど、南紀白浜一帯でタクシーの台数が不足しているとのこと(特に海水浴シーズンはもっと足りなくなり、逆に冬場は観光客が減るためタクシーは捕まりやすいとのこと)
こういうタクシーの台数が足りないという現状がわかっているなら、せめてホテルからの送迎便を増やしてくれるとか手を打たないと、宿泊客にとってはとても不便極まりないと思います。
海外ならまだしも、日本国内の観光地でこういう現状もあるんだなということに驚いた旅でした!
お次は、ホテルでのお楽しみ夕食、朝食ビュッフェ編へと続きます。
コメントを残す