昨年の4月に日比谷シャンテの別館に“世界一安いミシュラン星付きレストラン”として日本初上陸したこちらのお店。
美食の都、香港でミシュラン一つ星に輝く世界的に有名な点心専門店。
4年連続でミシュラン3つ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港の広東料理店「龍景軒」の点心師を務めたMak Kwai Pui シェフが、パートナーのLeung Fai Keung シェフと共に「よりカジュアルに、日常的に本物の味を」という想いから独立したお店。
オープン当初あまりの行列に断念したけれど、1年経っているしさすがにそこまで混んでいないかなと思って来てみたところ・・・
開店時間11時ちょうどに来てみたらこの行列!!
30人位は並んでいるであろう行列にめげそうになりつつ、旦那くんと交代で娘っ子を近くで遊ばせつつひたすら行列に並ぶ・・・
目の前のゴジラ像を見上げてみたり。。
ミッドタウンや日比谷公園で散歩するなどして並ぶこと2時間!!
店内に入る前ギリギリでようやくメニューが配られた。
回転数をあげる為かメニュー数は意外と少なめ。
これだけ待っていてお腹が空いていると、あれもこれも大量に注文したくなってしまうので要注意w
緑のオーダー表に記入して注文するシステム。
もちろん店内で追加注文も可能。
その際もこの緑の用紙に記入する。
店内に入ってからも席が空くまで15分ほど待つことに。
基本客席は間隔が狭いテーブル席。
この写真左側に2テーブル、ソファーシートもあり。
我々は店内奥の4人がけのテーブル席へ。
ハイチェアも用意してもらえるので、子連れでも問題なし。
待ちくたびれてヘトヘト、喉も渇いたので早く乾杯だ〜!
中国にいる時は安くて水のように飲めた「青島ビール」もやはり日本だとこのお値段になってしまうのね。。。
日本のビールより薄味でスッキリ辛口飲みやすい。
席に着くと、さほど待たずして注文したものが次々と運ばれてくる。
皮が綺麗に透き通った、点心では外せない一品。
蒸したて熱々をがぶり。
皮はぷにぷにもちもち食感で、中のあんは海老がぷりっぷり!
下味もちゃんとついているので、何もつけずに十分美味しい。
娘さんは中身より皮が気に入り、ひたすら皮を食べるという。。。
卓上に置かれた調味料。
酢醤油?、チリソース、オリジナルウスターソースの3種類。
普通の春巻きとは一味違った湯葉の食感が楽しい一皿。
「キノコと筍の春巻き」も注文したけど、撮り忘れ。。
最初から半分にカットしてくれてあるので食べやすい。
湯葉の香ばしいパリパリ感と内側のしっとりとした2つの食感が楽しめ、中には大きめにカットされた海老がひょっこり顔を出す。
店内奥のオープンキッチンで作られる点心は次から次へと運ばれ、活気が感じられる。
外国人スタッフが多めで、接客は皆丁寧。
どうしても炭水化物系ばかりになってしまうので、種類少ない野菜を途中挟む。
これはたぶん搨菜(ターツァイ)かな?
ちんげん菜にも少し似ていて、茎がブロッコリーみたいでホクホク美味しい中華や点心ではよく見かける青菜炒めの定番。
青島ビールでは物足りなかった旦那くん、やはり日本のビールがお好みなよう。
アルコール類はややお高めな印象。
一皿が結構小盛りだということもあって、腹ペコ一家まだまだ食べるき満々w
ジューシーな豚肉あんがたっぷりのつるるんワンタン。
黒酢と刻みパクチーの組み合わせがとっても好み!
ここいらで肉料理を。
一口サイズに蒸し上げられたスペアリブは、周りにまぶされた片栗粉の効果でぷるるんととろみがついてしっとり柔らか。
豆豉の風味もしっかりしつつ、蒸されていることであっさり食べられる。
お店の看板メニューとも言える一品!
見た目はまるでミニサイズのメロンパン!
表面のクッキー生地はまんまメロンパンで、中から甘じょっぱいチャーシューあんがとろり。
おやつのような感覚で、不思議と後を引く。
温かいうちに食べるのがベスト。
旦那くんが食べたことがないというので是非にと注文!
見た目はかなり?グロテスクだけれど、コラーゲンたっぷりの柔らかぷるぷる食感に旦那くんも抵抗なく食べられたようで良かった!
私も帰国してからしばらくぶりに食べることが出来て懐かしかった〜
近くのテーブルの中華圏カップルは各々一皿ずつこの鶏足を食べていて、好きな人にはたまらないのよね。
意外にも一番食いついていたのが娘っ子!
最近小動物や小さな虫にも怯える娘っ子、大丈夫かなと心配して見ていたら、味が気に入ったようでむしゃぶりついてたw
そろそろお腹も落ち着いてきたけど、好きなコレ注文し忘れてた!
米粉の皮で具材を包み蒸し上げた、独特な食感がクセになる一品。
つるん、モチっとした皮の中には甘めのチャーシューがぎっしり。
食べやすくも結構お腹にガツンとたまってきた。
満腹になってきた私をよそに、「こうなったら全品制覇するか!」とか意味不明なことを発し始めた旦那くんを必死に止め、何とかあと一品で食べ納めることに。
一人前でちょうど良いサイズのお粥。
別添えの揚げワンタンと小ねぎをぱらぱらと乗せて。
中には刻んだピータンや塩豚、椎茸などの具材が入っており、それぞれから出る旨味がお粥によく溶け出し薄味ながらとっても良いお味。
一皿一皿はお手頃価格とはいえ、さすがに10品以上食べビールも飲めばこの値段にはなりますな。。。
よく見るとお茶代込みの席料10%もかかってる。
料理内容的にはどれもそれなりに美味しく満足。
ミシュランクオリティの美味しい点心を、日本で気軽な値段で食べられるのがやっぱり魅力的。
欲を言えば、麺類や野菜系などの料理、デザートをもう少し充実させて欲しいかな。
あと小籠包もあったら尚良し。
再びあの行列に2時間並んで食べたいかと言われれば微妙だけれど、空いていたらまたぜひ行ってみたい。
◆「ティム・ホー・ワン(添好運/Tim Ho Wan)」
・食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13217340/
・住所:東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ 別館1F
(最寄駅:JR山手線「有楽町駅」日比谷口、東京メトロ日比谷線「日比谷駅」A4 / A5出口、東京メトロ千代田線「日比谷駅」A13出口、東京メトロ銀座線・丸ノ内線「銀座駅」C1出口、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」、都営地下鉄三田線「日比谷駅」)
・電話番号:03-6550-8818 ※予約不可。
・営業時間:11:00~23:00(LO 22:00)
・定休日:年中無休(ただし施設の休館日有り)
・席数:84席
コメントを残す