まもなく閉店！約半世紀の歴史に一時幕「青山アンデルセン」

表参道駅近くにあるベーカリー「青山アンデルセン」が7月末で閉店してしまう噂を耳にして、近くへ出掛けたついでに寄ってみることに。

「青山アンデルセン」

広島発のアンデルセン、1970年に首都圏旗艦店として青山エリアにオープンし、地下1F～3Fまでベーカリー、レストラン、カフェを備えた複合店。

1985年に現在の場所に移転し、2004年に実施したリニューアルを経て約半世紀にわたり営業を続けてきた老舗店舗です。

今回の閉店は、表参道駅の改修計画に伴うもののよう。

遠い昔の学生時代、表参道に遊びに来たついでにここでパンを買って帰っていたなぁ。

こうして日よけロールカーテンが下がっていると、何のお店かわかりづらいけれど1Fはベーカリー。

店内に入った途端目に飛び込んでくる沢山のパンと良い香り～

常時100種類以上のパンを店内で焼き上げており、パン以外にもハムやチーズ、焼き菓子なども販売中。

週末の昼下がり、店内は意外にも閑散としていてお客さんはまばら。

今月末で閉店の週末はさぞかし混んでいるだろうと思ったら肩透かし。

店員さんにおススメを聞いたりしながら、懐かし定番アイテムを中心にお持ち帰り。

定番看板商品のデニッシュペストリー類をいくつかと、焼き立てホカホカにつられちゃったものも。

焼き上がったばかりだったのはこちら！

「マリボーチーズフランス　＠388」

デンマークのチーズ“マリボー”をフランスパン生地で包み込んで焼き上げた一品。

カット断面

軽くリベイクしてからいただきました。

たっぷりチーズが使われていて、1個が大きく食事パンとしても、ワインなどのおつまみにも良さそう！

「スパンダワー　＠216」

自家製カスタードクリームを絞って焼いた、デンマークの伝統的なペストリー。

カット断面

卵をちゃんと感じる素朴な味わいのカスタードが主役。

デニッシュのサクっとした食感もしっかり残っている。

「ダークチェリー　＠259」

オープン当時からある定番の人気商品！

カット断面

デンマーク直輸入のマジパンが隠し味となっていて、カスタードクリームと甘酸っぱいダークチェリーの絶妙な組み合わせがいくつでも食べれちゃいそうな美味しさ。

アイシングも味の良いアクセント。

「復刻チーズペストリー　＠270」

プロセスチーズを包み込んで焼き上げた復刻版のデニッシュペストリー。

こちらも軽くリベイクするのがおススメ。

甘いのかと思いきや、プロセスチーズの上にはパルメザンチーズがかかり塩気が効いている。

「スイートコーンロール　＠97」

コーンのつぶつぶ食感と甘さが特長のパン。

これは娘っ子も食べられそうと購入。

歯切れのよい食感の生地に、コーンのプチっとした甘さが心地良い。

表面にうっすら塗られているみりん醤油が、ほのかに香ばしく食欲そそる風味を演出。

「パン・オ・ルヴァン(レーズン＆クルミ)1/2　＠216」

レーズンやナッツが入ったハード系はついつい手が伸びてしまう。

自家製発酵種を使った生地はほのかな甘みと酸味を感じ、たっぷりのレーズンとクルミが嬉しい。

店員さんに聞いたところによると、駅の改修工事は5年後を目途に完成するそうで、そこにまた出店する予定になっており、その間の仮店舗については今のところ未定とのこと。

今やアンデルセンといえば都内でもあちらこちらで見かけるようになったけれど、やっぱり昔からあるここ青山店は中でも特別な感じがしたなぁ。

一旦は閉店となりつつも、再び新生店舗としてお目見えする日を楽しみにしています♪

◆「青山アンデルセン」

・HP：http://www.andersen.co.jp/aoyama/

・食べログ：https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13001308/

・住所：東京都港区南青山5-1-26　(最寄駅：地下鉄銀座線、千代田線、半蔵門線　｢表参道｣下車B3出口より徒歩1分)

・電話番号：03-3407-4833

・営業時間：【1Fベーカリー】：7:30-21：00、【2・3Fレストラン】：8:00（土日祝8：30）-21：00※ラストオーダー20:00、　　　　【B1Fサンドイッチカフェ】：8:00-21：00※ラストオーダー20:30

・閉店日：2017年7月31日